神の歴史の神社の始まりは
祟りを恐れて祀ることが始まりと聞いたことがある
天と地の神への祈りは
いつの時代も命懸けであったのね
弟橘媛の命もそうでした。
お可愛そうに
大好きな大好きなヤマトタケルに会いに行けず
悲しくて悲しくて
泣いていらっしゃるの
扉に掛けられた結界が
媛を閉じ込めて
その姿は
同じ女性として本当に苦しくて
胸が張り裂けそうになる
どうか、媛が安らかに
お気持ちを鎮められます様にと
願って願って
毎夜わたしは
それを考えるのです
呪のせいで
この世を救いもした人を
何故人は恐れ
封印するのでしょうか
普通に
感謝をして
敬って祀れば良いことなのに。
わたしはそう思うよ。