午前2時の月

十三夜十五夜と数える事を忘れたのは

いつからでしょう。

ふと月を見上げたくなるのは

本来の姿に立ち返るため。

海をみたくなるのも

山をみたくなるのもその為。

真っ直ぐに生命の源へ立ち返るため。

優しさを忘れないため。

静かに時を過ごし

自分の核に触れる大切な時間。

早々早々とならない為。

雪の降る夜の様に

凛と張りつめた美しい時間。

あなたも私も生かされて

時を静かに待つのです。

 

 

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