憂いの重なりが喜びを知る

もう4月も終わりますね。

本当に月日は早い。

1日に何を思い

何をしたか

考えてしまうね。

24時間のなかで

私たちは昔叫んだこだまを聞く

あの時その様に思い

その時はそれで良かったと思ってしたことも

振り返ってみてこれで良かったのか

また後悔がこみ上げてきたりする

父と母と共にいた頃の思い出は

自分のなかで

時に消去したくなることもあり

だけれど親になった自分の心細さを

頼れぬ親と思っても

ただ居てくれることで

どこか片隅でも寄代となっていた

どこにいても私はあなたの子どもですと

胸を張って言いたかった自分の

あの頃の小ささを

今は悲しむことも
見つめることが出来るほど
やはり経験が学ばせた

人の憂いの秋の葉のセピアな心

私はまた一つ重ねる年

美しいものにするために

幻想ばかりで固めて
見て見ぬふりをしてきた小さな自分よ

それでも日は移り行く

人生の色となって

重なり重なり自分の色になってゆく

百の色
千の色
万の色

美しい万華鏡の様に

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