小さな手

三輪の山をながめ

その子は小さな手を見せて

お菓子貰った♪っていう

たった一つ掴んだ手から

貰った真心がこぼれる。

長い間忘れられてお供えもなく

お腹が空いていただろうに

恨みもせず無垢に笑う小さな女の子

父も母もまだ来ぬけれど

先に神様の国で待っててね。

のちに必ず行くからねと約束をして

その女の子は神様に包まれて

天へ昇った

私はいつも教えられる

有り余った物のなかで

真心の一つがあれば充分なのだと。

子どもは本当に神様に近い

大人は大きな体の人ならず

言い訳が上手くなり

素直さを忘れる

神の光の核からどんどん離れていくのが大人

体だけ大きくなって
人を支配したがる

自分の上に人を嫌い
自分の下に人を好む

学ばされているのは大人

純真な子どもは本質を見抜けるから

子どもに学んで

子どもを愛して

私たちは学ばなければね。

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